当院では、2月4日(火)、18日(火)の両日に、「院内研究発表会」を開催。毎年「看護研究発表会」として開催していたのですが、今年は看護部だけでなく、院内の部署すべてを対象に発表を募りました。
前半日程である4日のプログラムは以下の3演題でした。
1.「院内トリアージをふりかえって」(外来看護師による発表)
個々による判断のバラつきを防ぐために、スタッフ間で統一した判断基準を作成し、適切なトリアージの判断を行うことが出来るよう、事例を挙げて考察。
2.「廃棄ボトル内に残存した薬液の回収の実施と量的コストの算出」(A病棟看護師による発表)
病棟目標に「病院経営を考えた活動を実践出来る」があり、これに沿った看護研究を考えた。コスト意識が低いことで、実施出来ない現状があった。今回はボトルをハサミでカットして、残薬液量を計測。ボトルはプラスチックゴミとして処分することで、どのくらいのコストカットが出来るかを算出した。
3.「放射線被ばくによる人体への影響」(放射線科スタッフによる発表)
福島原発事故を受け、放射線が人体にどの程度の影響を及ぼすか、また、放射線被ばくに過敏になるデメリット(診断の遅れ)などを考察。主な放射線被ばく線量 胸部写真:0.05msv、胃透視:0.6msv、CT検査:6.89msv、ニューヨーク往復 0.2msv、自然放射線2.4msv/年。
発表場所である会議室が、溢れるほど盛況でした。18日の後半戦の内容も楽しみです。私たちはこう言った研究活動に力を入れており、いずれは地域の医療機関のみなさんと共同で、研究発表会を行いたいと考えています。
週末の雪がまだ残っていますね。足元には充分気をつけましょう。