高齢者疑似体験

大和市社会福祉協議会が開催した
「介護教室  ~高齢者疑似体験~」に参加しました。

65歳以上を高齢者と定義されています。
当院がある中央林間地区は人口の17.71%が高齢者。
この数字は今後も増えていく事が予想されています。
高齢者が困っていること、不便に思うことを体験し、
私たちが高齢者に何ができるのかを考える教室です。

<視覚に現れる影響>
「視界ゴーグル」をつけて白内障による目のかすみ、
視野の狭窄、色彩の変化を体験しました。
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普段はすらすら読めていた文字が思うように読むことができません。
色彩も違って見えます。

<触覚に現れる影響>
年をとると指先の感覚が鈍くなり、握力などの筋力が低下し、
細かい作業や複雑な作業を難しく感じる人もいます。
「特殊ジェル手袋」をつけて財布から小銭を出してみます。
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小銭が今まで何の気なしに行っていた動作が、思うようにできません。

<聴覚に現れる影響>
老人性難聴は一般的に高い音のほうが聞き取りにくくなります。
また、言葉を聞き分ける能力も加齢とともに低下します。
「イヤーフェンダー」をつけて、聴力を落として、老人性難聴を体験しました。
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声の大きさや速さを変えて声をかけてもらいました。
大きく、はっきり、ゆっくり声をかけてもらわないと相手の
言っていることを聞き取ることができません。

今回の教室で高齢者の方たちが危険なことや困っていることを
体験することができ、高齢者の方にたいする接し方、
気遣いをするところなどを知ることができました。
皆さんも、高齢者に席をゆずる、大きめの声でゆっくり話しかけるなど、
身近でできることから接していただければと思います。

 

 

 

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