11月8日グランダ鶴間・大和にて、
中央林間病院呼吸器内科 大林王司医師と茂木一美看護部長が
ベネッセ医療セミナーで講演をしました。
タイトルは
「高齢者の肺炎予防と早期発見
~ワクチン接種の重要性と今日からできる感染予防~」
大林医師からは、「ワクチン接種の重要性」について。
65歳以上の高齢者は肺炎球菌の感染症による死亡率が高くなります。
肺炎予防のためにできることのひとつに予防接種があります。
予防接種をうけることにより肺炎球菌による感染症の予防や、重症化を
防ぐことができます。任意の予防接種ですが、大林医師は接種を勧めています。
また、インフルエンザ予防接種もあわせて行うこともお勧めしています。
参加者の方たちはメモを取りながら大林医師の話に聞き入っていました。
茂木看護部長からは「日常生活でできる感染予防」
正しい手洗いやマスクの着用法についての説明です。
まずセミナー参加者の方数名に実際にいつも通りに手を洗ってもらいます。
その後ある薬を手に塗りブラックライトで照らすと、洗い残しの部分が白く光ります。
このように正しく洗えていないと菌が残ったままに。これでは意味がありません。
茂木看護部長が正しい手洗い法をレクチャーしました。
①マスクと顔の間に隙間ができないように、鼻に沿ってワイヤーをフィットさせます。
②プリーツ部分を広げあごまでしっかり覆います。
③完成!
顔とマスクの間に隙間ができないように鼻と口をきちんと覆わないと効果がありません。
咳やくしゃみが出ている人が着ければウィルスの拡散をある程度防ぐ効果があると
いわれています。健康な人がマスクを着用しても完全にはウィルスの吸入を予防できる
わけではないとのこと。
外出時にはマスクを着用したり、外から帰ったら手洗いをするなど、こまめに感染予防を
することが大切です。
セミナーに参加したたくみんも正しい予防法を勉強することができました。