3月7日グランダ鶴間・大和にて、
木山智院長と鈴木冠史診療技術部長がベネッセ医療セミナーで講演をしました。
タイトルは
「ちょっと気になるおなかの話 パート2
~おなかまわりの痛みの原因、解説します~」
前回の講演、「ちょっと気になるおなかの話 パート1」では
胃・大腸のがんとポリープについての内容でしたが、今回は…
「おなかまわりの痛み」について。
血便や胸焼け、経験がある方いらっしゃいますか?
血便は憩室症、虚血性大腸炎が原因の場合があり、
胸焼けやげっぷは逆流性食道炎、衝動裂孔ヘルニアが原因の場合も。
木山院長はそれぞれの症状を画像で説明しました。
このような症状はがんの可能性もあるので、がん検診は定期的に受診することが
大切であることを伝えました。
おなかの痛みの例として、胆石症や胆嚢炎があります。
胆嚢摘出手術の動画がはじまると、会場からどよめきが。。。
普段みることのない手術の映像に参加者の方々釘づけでした。
ちなみに胆嚢摘出しても身体への影響はほとんどないとのこと。
それを聞いて安心した表情の方もいました。
そして「おなかまわり」といえばメタボ。腹囲のサイズ診断基準の一つとなっています。
メタボ、いわゆるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は内臓脂肪型肥満を
要因として高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態です。
おなかの脂肪には2種類あり、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があり、同じ腹囲でも
人によって、皮下脂肪と内臓脂肪の量は異なります。
「私は痩せているから大丈夫」と思っている方も実は内臓脂肪が多くついている場合も。
どうしたらこれらの脂肪の量がわかるのでしょうか。
当院ではCTを使用して正確な内臓脂肪量を測定することができます。
鈴木診療技術部長は内臓脂肪量の違いをスライドで説明。
写真ではわかりにくいですが、CT検査をすると、脂肪量が一目瞭然です。
健康診断の一つとして検査を取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、放射線科で行っている体に負担の少ない肝臓がんの治療
「TACE(肝動脈科学塞栓療法)」を紹介しました。
今回のセミナーで、病状、検査、治療法などをご紹介しました。
検査の性能や治療法も種類はありますが、病気は早期発見が重要です。
定期的な健康診断や、早めの受診をおすすめします。